胸郭出口症について

胸郭出口症は、胸から肩、さらに上腕にかけてチクチクと刺すような痛みが現れる症状です。その痛み方から筋肉のトラブルと捉えられがちですが、実際には胸部に集中している神経が何らかの要因で圧迫されることで痛みが生じていると考えられています。神経が関与しているため、原因の特定が難しい症状の一つとされています。
また、30代から40代の女性に多い傾向があるとされており、現状では原因を一つに絞ることが難しいため、痛みの軽減を目的とした治療を中心に行われるケースが多いのが実情です。
胸部に痛みが出る要因としては、肋骨や鎖骨周辺の歪みによる神経の圧迫が考えられるほか、胸郭出口と呼ばれる部位には多くの血管や神経が密集しているため、それらが互いに影響し合い、神経を圧迫してしまうケースも少なくありません。
胸郭出口症の治療法

血行不良を伴う内臓の不調が背景にあり、結果として胸郭出口症を発症する場合もあれば、ホルモンバランスの乱れによって神経が過敏になり、症状が現れることもあります。そのため、治療では症状だけを見るのではなく、身体全体の状態を確認しながら進めていくことが重要となります。
一般的には、それぞれの症状や背景要因に対するケアを行いながら、同時に痛みを和らげるための対応を進めていく方法が取られます。胸郭出口は神経が非常に入り組んでいる部位でもあるため、症状と原因を明確に結びつけることが難しく、複数の要因が重なっている場合も多いのが特徴です。
胸郭出口症の症状を軽減していくためには、既往症がある場合はそれを適切にケアし、身体への負担を減らしていくことが大切です。原因が特定しづらい症状ではありますが、根気よく治療を継続することが改善への近道となります。
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